首輪のついた青色のために。
神様の七色のために。
繰り返し殺される死色のために。
青という青を知らない世界へ。
いずれ朽ち果てるだろう鎖に最上の愛を込めて。
美しき色盲。無知は優しい。だからその風切羽を切り落とした。
心臓から脳へ。巡って回って辿って、何度も何度も蹂躙される。
(きっとそれは世界最悪の邂逅だった。)
(僕らの世界はゆっくりと閉じていく)