白い腕が夢の跡を引いて扇を翻す。
理不尽を嘆いたところで脳に少し皺が増えるだけで世界は何も変わらない。
極彩色の空の下ではきっと誰の願いも叶わない。

(僕は醜くなってゆくばかりです。)